「1年以上続けないとボイトレは意味がない」は嘘?
こんにちは、兵庫県姫路市のボイトレ教室「music salon”Moon²”」です。
ボイストレーニング(ボイトレ)を始めたばかりの方や、これから始めようと考えている方にとって、気になるのは「どれくらい続ければ効果が出るのか?」という点ではないでしょうか。
始めたいと思っているけれど思うように効果が出るか不安。
そんなあなたのために、ボイトレの効果が出るまでの期間やその過ごし方をお伝えします。
1. ボイトレの効果が現れるまでの一般的な期間
ボイトレを始めてから効果を感じるまでの期間は個人差がかなり大きいことをお伝えしておきますが
最短で3ヶ月〜半年と考えていただいて練習に取り組んでください。
当教室で生徒様のレッスンを行いながら実際に感じた成長具合をいくつかご紹介します。
歌が得意でも苦手でもない初心者の方
「カラオケが好きで上手になりたい」などのたまに歌は歌うけれど本格的に練習したことはない、といった比較的多いパターンの方の場合、一回1時間のレッスンを月に2〜4回ほど受けていただき、週に数回簡単な自宅練習を続けていただくことで「声が出やすくなった」「息が続きやすくなった」といった効果を3ヶ月以内に感じていただけることが多いです。
歌がとても苦手で克服したい方
家族や友人に歌が下手だと言われたり、自分ではこう歌いたいという気持ちあるのに中々出来ない方。
このようなパターンでは、音が取れない・リズムが取れない・発声方法に問題がある等様々な原因があるのですが、ご自身で効果を少しずつ実感し始めるには半年程かかることが多いです。
プロ志向の方、これからもっとスキルアップしたい方
すでに歌うことが得意でさらに上手になりたい!という目標でボイトレにチャレンジする方は現在のレベルを認識すること、ご自身が目指される次のステップを明確にすることで、ボイトレの効果を最大限発揮できるようになります。この認識するステップがあることでどんなトレーニングが必要なのかがわかり最短で効果を感じられるようになります。
現在のレベルにもよりますが、歌が得意だけどボイトレ未経験の方であればレッスン当日にでも変化を感じられる場合も多くあります。
出発地点により個人差はあれど効果アリ!
全くの初心者でこれから始める方も、既にある程度の発声法を身につけた方でも、正しいトレーニングを適切に続けることで効果は確実に得られます。
ここからは、現在のレベル以外にどんな要素が効果を実感するまでに関係してくるのか?
どれくらいの期間に変化があるのかご紹介します。
2. 体質やジャンル・目標による実感までの期間
ボイトレの効果がどれくらいで現れるかは、声質や体質、年齢などの個人差にも左右されます。
スポーツなどと同じで、発声に関する筋肉などの柔らかさ・発達具合に加え性別や現在の年齢など、自分の意思では変えられない部分ですが、関係してくることは確かです。
また、目指す歌唱スタイルやジャンルによっても異なります。例えば、ポップスとオペラでは求められる技術や声質が大きく異なるため、トレーニング内容も変わってきます。
体質とボイトレの効果を実感するまでの期間
- 年齢
- 筋肉
- 性別
この3点が体質としては大きく関わって来るところになります。
年齢はなんとなく想像が付くところかも知れませんが、幼児の場合レッスンの内容を理解することが難しい場合もあります、ご高齢の方は身体自体が硬くなってしまっていたり肺活量の低下などがあることもあります。そういった部分へのアプローチも並行して進めて行くので、やはり数ヶ月は歌唱力自体の上達を感じるのは遅くなってしまいます
しかし、息が続きやすくなった・歌うときの苦しさが軽減したなどの効果は3ヶ月ほどで実感したという声も頂くことが多いです。
筋肉に関しては、普段からよく歌声に使われる筋肉を使用しているか?が一番影響してきます。
地声の低い出しやすいトーンのみで生活する方と、コールセンターなどで働かれている方では喉周りの筋肉の柔らかさや発達具合が違うと感じることが多いです。この辺りも個人差が大きく出てきます。
最後に性別についてですが、これはボイトレを実行される方の問題よりもボイトレ教室に通う場合の講師との相性によります。やはり、基本的には同性の先生を選ぶことをオススメします。
そもそも声とは楽器なので極端に例えると、「女性はバイオリン」「男性はチェロ」の様なものです。
バイオリンの先生を探してチェロの先生には習いに行かないですよね?
体の使い方や音域の一致などメリットはあれデメリットは基本的にはないので同性の先生を選ぶようにしましょう。
3. 継続の重要性:なぜボイトレは長期的に行う必要があるのか
ボイトレは短期間で完了するものではなく、長期的に続けることで効果を発揮します。声帯は筋肉でできており、他の筋肉と同じで定期的に鍛えなければなりません。また、トレーニングを止めてしまうと、徐々に元の状態に戻ってしまいます。
- 声帯の筋肉を鍛えるための時間: 声を安定して出すためには、声帯や関連する筋肉を十分に鍛える必要があります。急に声帯や筋肉は発達しない為、少しずつ鍛えて行くことが大切です。
- 定期的な練習が持続的な効果を生む: 継続的にトレーニングを行うことで、筋肉が記憶し、技術が定着します。
4.効果を最大化するためのボイトレ方法
ボイトレの効果を最大化するには、正しい練習方法を取り入れることが重要です。
特に、呼吸法や姿勢の改善は基礎的な部分でありながら非常に重要です。効果的な練習方法とその頻度について詳しく見ていきましょう。
- 効果的な練習方法と頻度: 毎日短時間でも良いので、継続的に練習することが大切です。特に発声練習や呼吸法は、ルーティンとして毎日行うことで大きな成果が期待できます。
- 正しい姿勢と呼吸法の重要性: ボイトレでは、呼吸法が特に重要です。腹式呼吸を意識し、正しい姿勢を保つことで、声の安定感が大きく向上します。
ここで一つ気をつけておいて頂きたいのですが、毎日の練習を継続することは上記の通り大切ですが、早く上手になりたい!という気持ちが先行して、1日何時間も練習してしまっては逆効果です。
喉は消耗品なので初めは1日5分や10分から、その後少しずつ伸ばし長くても日々のトレーニングは1時間から2時間以内くらいまでに抑えるようにしてください。
5.まとめ:効果を実感できなくても6ヶ月は続けてみる
ボイトレは短期間で成果が見えるものではありませんが、継続することで確実に成長を実感できます。声帯は筋肉と同様に鍛える必要があり、定期的なトレーニングによって声の安定感や音域の拡大、持久力が向上します。効果を実感できるまでの期間には個人差があるものの、正しい方法で続ければ必ず成果が現れます。
ボイトレは長期間続けることが大切ですが、モチベーションを維持するのは難しいですよね。
そこで、モチベーションを保つためのいくつかのコツを紹介します。
- 定期的に自分の声を録音しておく: 自分自身の変化に気付けるよう、週に一回くらいでもいいのでスマホやボイスレコーダーを使用して自分の歌を録音しておきましょう。
たまに、過去の録音と今の自分を比べて変化を感じてモチベーションを保ちましょう。 - 先生にどんな変化があったか聞いてみる:録音したものを聴いてもあまり変化を感じられないこともあるかも知れません。そんな時は先生にどのあたりが変化してきたか聞いてみましょう。あなたのことを真剣にみている先生ならいくつも成長したポイントを教えてくれます。
一人で練習メニューを考えたり、一人で練習を継続して変化を感じモチベーションを保つことは至難の業です。お近くのボイトレ教室やオンラインのボイトレ教室を利用すると良いでしょう。
ボイトレに通うことで自宅での練習メニューを現在のレベルに合わせて考えてくれたり、レッスン日が定期的にあることで練習を忘れにくくする効果もあります。
また先述したように、ボイトレ講師はあなたの変化に敏感です。いろいろな自分では気づけない変化を伝えてもらいモチベーション維持の一つのカギにしてください
ボイトレを続けることで得られる長期的な成果を楽しみながら、自分の声の成長を実感できることを祈っています。
兵庫県姫路市のボイトレ教室「music salon”Moon²”」では、オフラインはもちろんオンラインでのボイトレレッスンも受け付けています。
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また、無料体験レッスンも行っておりますので是非お申し込みください。
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