音楽理論完全攻略への第一歩「音程」
こんにちは、music salon”Moon²”です。
突然こんなタイトルを付けてしまいました。
僕自身今まで小学生から音楽をはじめて
本格的に理論を学び始めたのは高校生の頃でした。
学校に理論書を持って行って読んだり
自宅に帰っても読みまくっては実践しました。
専門学校へ行ってからもしっかりと勉強した。つもりです(笑)
そうして今現在、作曲・編曲・音源制作・レッスンと
様々な面で音楽と触れ合った仕事をさせて頂いております。
この記事のコンセプトと前置き
音楽理論を学び始めてからもう10年以上前経ってしまい
正直忘れてしまっている部分も多くあります。
そこで、僕自身が理論を学び直すとともに
その過程をこのブログを通してアウトプットする事で
皆さんとともに音楽理論を完全攻略していきたいと思います。
この記事は、僕が理論を学び直しそれをわかりやすく
噛み砕き皆さんのこれからの音楽人生を少しでも
手助けしつつ僕も基礎からパワーアップしようという
コンセプトになっております。
是非皆さんもこの記事からのインプットを
ご自身の楽曲制作に使用する等してアウトプットし
どんどんパワーアップして行ってください。
前置きが長くなってしまいましたが
第一回の「音程」に進んでいきたいと思います。
音程について
それでは本題です。
「音程」とは、2音間の音高の差を示しています。
インターバルと呼ばれる事が多いので覚えておいて下さい。
音程を表す際は、「度」を付けて表記し
「度数」と読んでいます。
みたいな会話をたまにします。
音程の種類について
音程には種類があり、次の5種類です。
- 完全音程(パーフェクト)
- 長音程(メジャー)
- 短音程(マイナー)
- 増音程(オーギュメント)
- 短音程(ディミニッシュ)
表記の仕方には決まりがあるので
これから一つずつ説明していきます。
完全音程
完全音程として表記されるのは
1度・4度・5度・8度の4種類です。
日本語では完全5度とか言いますが
略記すると「P5th」等で
読み方は「パーフェクトフィフス」です。
でも何故か呼び方として、P1やP4thとかは聞いたことがないです。
1・4・8の時は普通に「完全4度」や
1度は「ユニゾン」、8度は「オクターブ」と言います。
※表記としてのP1,P4,P8等はたまに見ます。(理論書等で)
完全音程の参考音源
完全1度(P1)ユニゾン
完全4度(P4)
完全5度(P5)
完全8度(P8)オクターブ
長音程・短音程
長音程・短音程として表記されるのは
2度・3度・6度・7度の4種類です。
中でも短2度の音程を「半音(セミトーン)」
長2度の音程を「全音(ホールトーン)」と読んでいます。
略記は長音程が「M(メジャー)」
短音程が「m(マイナー)」です。
長短音程の参考音源
長2度(M2)
短2度(m2)
長3度(M3)
短3度(m3)
長6度(M6)
短6度(m6)
長7度(M7)
短7度(m7)
増音程・減音程
増音程・減音程は全ての度数に付く可能性があります。
中でも増4度と減5度には「トライトーン」
という名前が付けられています。
基本的には増音程は、完全音程と長音程に#が付いた時。
減音程は、完全音程と短音程に♭がついた時の表記だと考えれば良いと思います。
増減音程の参考音源
増4度(aug4)
減4度(dim4)
増5度(aug4)
減5度(dim5)
異名同音(いめいどうおん)
異名同音とは、音自体は同じなのに呼び方が違う音です。
(めっちゃそのままですが…)
例えば、「ドのシャープ」と「レのフラット」は同じですよね。
今回の音程のお話で言うと
「増5度」と「短6度」は同じですね。
異名同音は、少しややこしいですがその場所に応じて
どちらで表記する方が正しいのか考えながら表記しましょう。
異名同音の参考音源
aug5とm6
aug4とdim5
dim4とM3
などなど他にもありますが割愛します。
音程の転回
音程を構成している音の高い方を1オクターブ下げる
低い方を1オクターブ上げる等する事を転回すると言います。
音程を転回することで、新しい度数が生まれます。
音程の転回にはパターンがあるので覚えておきましょう。
- 完全音程は完全音程に
- 長音程は短音程に
- 短音程は長音程に
- 増音程は減音程に
- 減音程は増音程に
具体的には
完全音程
P4↔︎P5
長短音程
M2↔︎m7
M3↔︎m6
m2↔︎M7
m3↔︎M6
増減音程
aug4↔︎dim5
dim4↔︎aug5
となりますので、覚えておきましょう。
全ての音程一覧
- P1
- aug1
- m2
- M2
- m3
- M3
- dim4
- P4
- aug4
- dim5
- P5
- aug5
- m6
- M6
- m7
- M7
- dim8
- P8
今すぐに覚えろ!とは言いませんが
今後コードの勉強をする上で覚えておかないと
だんだんついて来れなくなるのでしっかりと
覚えて利用できるようになりましょう。
それでは次回はコードについて紹介していきますので
楽しみにお待ちください!
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