音楽理論完全攻略への第一歩「音程」
こんにちは、music salon”Moon²”です。
突然こんなタイトルを付けてしまいました。
僕自身今まで小学生から音楽をはじめて
本格的に理論を学び始めたのは高校生の頃でした。
学校に理論書を持って行って読んだり
自宅に帰っても読みまくっては実践しました。
専門学校へ行ってからもしっかりと勉強した。つもりです(笑)
そうして今現在、作曲・編曲・音源制作・レッスンと
様々な面で音楽と触れ合った仕事をさせて頂いております。
この記事のコンセプトと前置き
![white blank notebook](https://i0.wp.com/moon2.jp/wp-content/uploads/2022/02/pexels-photo-733857.jpeg?resize=1880%2C1255&ssl=1)
音楽理論を学び始めてからもう10年以上前経ってしまい
正直忘れてしまっている部分も多くあります。
そこで、僕自身が理論を学び直すとともに
その過程をこのブログを通してアウトプットする事で
皆さんとともに音楽理論を完全攻略していきたいと思います。
この記事は、僕が理論を学び直しそれをわかりやすく
噛み砕き皆さんのこれからの音楽人生を少しでも
手助けしつつ僕も基礎からパワーアップしようという
コンセプトになっております。
是非皆さんもこの記事からのインプットを
ご自身の楽曲制作に使用する等してアウトプットし
どんどんパワーアップして行ってください。
前置きが長くなってしまいましたが
第一回の「音程」に進んでいきたいと思います。
音程について
![musical notes on brown wooden table](https://i0.wp.com/moon2.jp/wp-content/uploads/2022/02/pexels-photo-4709825.jpeg?resize=352%2C527&ssl=1)
それでは本題です。
「音程」とは、2音間の音高の差を示しています。
インターバルと呼ばれる事が多いので覚えておいて下さい。
音程を表す際は、「度」を付けて表記し
「度数」と読んでいます。
ex)Aさん「サビのメロディって始まり何度だっけ?」
Bさん「頭のコードFM7で、メロがCだから5度だね!」
みたいな会話をたまにします。
音程の種類について
音程には種類があり、次の5種類です。
- 完全音程(パーフェクト)
- 長音程(メジャー)
- 短音程(マイナー)
- 増音程(オーギュメント)
- 短音程(ディミニッシュ)
表記の仕方には決まりがあるので
これから一つずつ説明していきます。
完全音程
![](https://i0.wp.com/moon2.jp/wp-content/uploads/2022/02/5f815bf6627d1bfbbb75e5058118763d.png?resize=1024%2C550&ssl=1)
完全音程として表記されるのは
1度・4度・5度・8度の4種類です。
日本語では完全5度とか言いますが
略記すると「P5th」等で
読み方は「パーフェクトフィフス」です。
でも何故か呼び方として、P1やP4thとかは聞いたことがないです。
1・4・8の時は普通に「完全4度」や
1度は「ユニゾン」、8度は「オクターブ」と言います。
※表記としてのP1,P4,P8等はたまに見ます。(理論書等で)
完全音程の参考音源
完全1度(P1)ユニゾン
完全4度(P4)
完全5度(P5)
完全8度(P8)オクターブ
長音程・短音程
![](https://i0.wp.com/moon2.jp/wp-content/uploads/2022/02/455ad6648d392e9a1af927739487c5af.png?resize=919%2C1024&ssl=1)
長音程・短音程として表記されるのは
2度・3度・6度・7度の4種類です。
中でも短2度の音程を「半音(セミトーン)」
長2度の音程を「全音(ホールトーン)」と読んでいます。
略記は長音程が「M(メジャー)」
短音程が「m(マイナー)」です。
長短音程の参考音源
長2度(M2)
短2度(m2)
長3度(M3)
短3度(m3)
長6度(M6)
短6度(m6)
長7度(M7)
短7度(m7)
増音程・減音程
![増減音程](https://i0.wp.com/moon2.jp/wp-content/uploads/2022/02/881bd36483167eb84f8212281d8999d1.png?resize=1024%2C566&ssl=1)
増音程・減音程は全ての度数に付く可能性があります。
中でも増4度と減5度には「トライトーン」
という名前が付けられています。
基本的には増音程は、完全音程と長音程に#が付いた時。
減音程は、完全音程と短音程に♭がついた時の表記だと考えれば良いと思います。
増減音程の参考音源
増4度(aug4)
減4度(dim4)
増5度(aug4)
減5度(dim5)
異名同音(いめいどうおん)
異名同音とは、音自体は同じなのに呼び方が違う音です。
(めっちゃそのままですが…)
例えば、「ドのシャープ」と「レのフラット」は同じですよね。
今回の音程のお話で言うと
「増5度」と「短6度」は同じですね。
異名同音は、少しややこしいですがその場所に応じて
どちらで表記する方が正しいのか考えながら表記しましょう。
異名同音の参考音源
aug5とm6
aug4とdim5
dim4とM3
などなど他にもありますが割愛します。
音程の転回
![close up photo of person playing piano](https://i0.wp.com/moon2.jp/wp-content/uploads/2022/02/pexels-photo-1246437.jpeg?resize=1880%2C1253&ssl=1)
音程を構成している音の高い方を1オクターブ下げる
低い方を1オクターブ上げる等する事を転回すると言います。
音程を転回することで、新しい度数が生まれます。
音程の転回にはパターンがあるので覚えておきましょう。
- 完全音程は完全音程に
- 長音程は短音程に
- 短音程は長音程に
- 増音程は減音程に
- 減音程は増音程に
具体的には
完全音程
P4↔︎P5
![](https://i0.wp.com/moon2.jp/wp-content/uploads/2022/02/P4-P5.png?resize=366%2C259&ssl=1)
長短音程
M2↔︎m7
M3↔︎m6
m2↔︎M7
m3↔︎M6
増減音程
aug4↔︎dim5
dim4↔︎aug5
となりますので、覚えておきましょう。
全ての音程一覧
- P1
- aug1
- m2
- M2
- m3
- M3
- dim4
- P4
- aug4
- dim5
- P5
- aug5
- m6
- M6
- m7
- M7
- dim8
- P8
今すぐに覚えろ!とは言いませんが
今後コードの勉強をする上で覚えておかないと
だんだんついて来れなくなるのでしっかりと
覚えて利用できるようになりましょう。
それでは次回はコードについて紹介していきますので
楽しみにお待ちください!
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