【高い声を出したいならコレ】魅力的な高音で歌う実践ポイント
こんにちは!姫路の音楽教室 music salon “Moon²”(ミュージックサロンムーン)
ボーカル講師のTOMOMIです!
レッスンに来られる生徒さまはキッズからご年配の方まで幅広く、
それぞれ目標や悩みがあって、来校されます。
その中でも多くの生徒さまが
「高い声で歌いたいけど、どうしたらいいんだろう」と悩んでおられます。
本日はそんな方に向けて、まずは試してほしい
【魅力的な高音で歌う実践ポイント】をお伝えいたします!
魅力的な高音をマスターする前に
「高い声を出せるようになりたい!」と思って、強引に練習をしても、
魅力的な声からどんどん離れていきます。
ただの叫び声になっている方もいたり…。
高音をマスターするために、まずは準備から始めていきましょう!
高音が出にくい原因を知る
大きな原因の一つに、発声法の問題があります。
正しい発声法を身につけていないと、
声帯に無理な力が加わり、高音を出すことが難しくなります。
また、適切な呼吸法ができていないと、
声に必要なサポートが得られず、高音域に到達することが困難になるでしょう。
さらに、歌う際に体がリラックスしていない状態も高音が出にくい一因です。
リラックスした状態で正しい発声法と呼吸法を身につけることが、
高い声を出すための鍵となります。
音域を広げるためのウォーミングアップ『リップロール』
まず、リラックスした姿勢で、声帯を柔らかくしていきます。
低音から徐々に音階を上げていく
リップロール(唇をブルブルさせながら発声する練習)を行い、
声帯を温めます。
リップロールのコツも”脱力”になります。
詳しくは以前まとめた記事がありますので、こちらを参考にしてみてください♪
【実践①】高い声を出すボイストレーニング
歌の練習をしようと思い、いきなり歌い始めていませんか?
喉の状態が出来上がっていないのに歌唱練習をすると、
喉を痛めてしまう可能性も…。
早く歌いたい気持ちを少し我慢して、
ベストな状態で歌えるように整えていきましょう。
初心者向け簡単トレーニング法『音階練習』
ウォーミングアップが終わったら、
ピアノなどの鍵盤を使って音階練習を行いましょう。
最近はYouTubeに発声音源をアップしているボイストレーナーが沢山いるので、
好きな音源・できそうな音源を見つけて、練習するのもおすすめです!
練習はゆっくりとしたペースで、無理をせずに行うことが重要です。
プロが教える効果的な発声練習「正しい姿勢」「息トレ」
基本となるのは正しい姿勢から始めること。
- 全身の力を抜いて立つ。
- ゆっくりと前屈。(この時も脱力)
- ゆっくりと体を起こして、上から糸で引っ張られているかのように背筋を伸ばす。
- 最後にお尻の穴をキュッと締める。(同時に臍の下あたりに軽く力が入るはず)
この状態で、基本姿勢が完成です。
次に、メトロノームを使って、息のトレーニングを行います。
4分の4拍子のリズムで、テンポ(速さ)を80〜100くらいに設定。
1拍に1回のペースで息をスッと吐きます。
吹き矢を吹くようなイメージで吐くと、スピード感や息の量が一番良いです!
私のレッスンでは、7回吐いて、8拍目で息つぎ。それを繰り返して練習しています。
これは短いブレスですが、ロングver.もおすすめです。
7拍の間長く息を吐いて、8拍目で息つぎ。そして、繰り返す。
2小節1セットでお伝えしていますが、
練習なのでお好きな長さでいいと思います。
ポイントは息つぎ〜息つぎまでの間で、息を上手に使い切ることです。
段々息がなくなるのではなく、
次の息つぎまでずっと同じ量を吐き続けるのがポイントです。
息のトレーニングについても、以前まとめておりますので、
こちらも参考にしてみてください♪
これにより、呼吸が安定し、声帯が適切に動く準備が整います。
【実践②】日常でできる練習法
レッスンに通っている方はお分かりかもしれませんが、
レッスンに通うだけだと、歌は上手になりません。
ボイトレには通っていない方の場合で言うと、
1回練習しただけでは歌は上手くなりません。
練習を継続することが大切です。
練習を重ねて、レッスンへ行き、
今の自分に必要なトレーニングを教えてもらうのが、
歌のレッスンの一番重要なポイントだと思います。
レッスンを効率よく受けるために、上達スピードを上げるために、
ぜひ日々の生活に歌の練習を取り入れてみてください。
⚪︎⚪︎⚪︎できれば勝ち!
練習と言っても、毎日とにかく練習しろと言っているわけではなく、
自分の続けられるヴォリュームで行うのが大事です。
練習が苦手なら、毎日5分でもいいです。
それを「習慣化」できれば、”練習”と感じなくなります。
無理のない範囲でできる自分に合った練習方法を見つけましょう。
大きな声を出せない環境なら、コレ
ウォーミングアップでお伝えした「リップロール」も自宅練習でおすすめですが、
もっと自宅練習で向いているトレーニングがあります。
それは「エッジボイス」です。
エッジボイスができる=喉が脱力できている
と言っても過言ではありません。
魅力的な高音で歌うためには、喉の脱力こそが一番習得するべきポイント。
しかも、大きな声で上手に行うことは無理です。
大きな声を出せば、喉の脱力からは大きく離れていきますし、
綺麗なエッジボイスは出せないでしょう。
エッジボイスって何?という方は、
ぜひ下記の記事をご覧いただき、参考にしてみてください。
高い声を出したい人が持つ疑問
「高い声を出したい!」と悩む生徒さまから、様々な質問をいただきます。
特に多い質問が2つありますので、こちらも参考にしてみてください!
なぜ声が裏返るのか?
声が裏返る現象は、高い声を出そうとした際によく起こります。
これは声帯が適切に振動せず、緊張や無理な発声によって
不安定な状態になっているためです。
声帯は、リラックスしている状態であればスムーズに動き、
クリアな高音を生み出すことが可能です。
声帯をゴムに例えると、
柔らかいゴムは引っ張っても、切れずによく伸びますが、
硬いゴムは無理に伸ばそうすると、切れたり、
引っ張っている方の手から離れてしまったり…。
声帯も同じです。
裏返ってしまう時の喉の状態は、硬いゴムに近いでしょう。
ですが、練習次第で柔らかいゴムにもなれますので、
無理な力で高音を出そうとせず、少しずつ音域を広げていくようにしましょう。
高音域での地声と裏声の切り替えが難しい
難易度の高いお悩みですが、
地声と裏声の切り替えで失敗する理由で多いのは、
差ができていることだと思います。
地声と裏声の音量に差がある、地声と裏声のパワーに差があるなど。
特にこの2つが多いような気がします。
音量に問題がある場合は、地声を裏声の音量に合わせてあげることがポイント。
裏声が苦手な方は特に意識してみると、
今より歌唱時に裏声が出しやすくなる可能性が高いので、
ぜひ試してみてください。
パワーに問題がある場合ですが、パワーというのは力の入れ具合のことで、
地声で歌っている時も裏声で歌っている時も
なるべく同じ喉の脱力感で歌えるとベストです。
その差が縮まれば縮まるほど、成功する確率は上がるでしょう。
さいごに
どの歌の悩みにも言えますが、
焦らずゆっくり時間をかけて、練習を続けてみてください。
すぐにできるようになることの方が少ないです。
もし、ご自身で練習していて、何が正解なのか分からなくなったら、
ぜひレッスンで歌声を聴かせていただけると、お力になれるかもしれません。
姫路駅東口から徒歩3分の場所にある当教室 music salon “Moon²” は、
営業時間が長く、学生さん・社会人さん、主婦の方など
様々な生活スタイルに合わせてレッスンを行っています。
体験レッスンは説明含めて60分。
じっくりお悩みを聞かせていただければと思います♪
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